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2009年3月22日 (日)

SMAP香取『座頭市』がクランクイン “市”最後の映画化

 SMAP・香取慎吾主演の映画『座頭市 THE LAST』の撮影が15日(日)、山形・庄内の広大なオープンセットで始まった。同作は勝新太郎、北野武らによって数多く映像化されてきた時代活劇の傑作シリーズの集大成であり、今回が最後の映画化とされる。香取も「ザ・ラスト。これが本当の最終話なんだと皆さんにしっかりと伝えられるように演じたい」と気合十分で撮影に臨んだ。

 同作で描かれるのは座頭市の最期。自分の意思に反するところで人を斬り続けてきた市が、人生の終わりに辿り着いたのはどんな生活だったのか。これまでの“流浪に生ける無頼”としての『座頭市』の流れを受けながら、新たな視点で市を描き出す。妻もいれば友人もいる人間味溢れる市。故郷に戻り人々との絆を取り戻す市。それは単なる勧善懲悪ではなく、友情、愛、絆といった人間の温かい部分を描いた物語になるという。

 最後の“市”に抜擢された香取は「(出演が決まって)ビックリしました。いろいろな役を演じていますが、自分が座頭市になるとは思ってもいませんでした。本当に嬉しかったです。勝新太郎さんが演じられた偉大な役に挑戦できるという喜びが大きいです」と話し、昨年6月から殺陣の稽古も重ねてきた。「(座頭市の衣裳は)すごく良い感じですよ。“やっと始まる”というか、“始まったんだな”という感じがしています」と準備万端だ。

 阪本順治監督も「殺陣の稽古を始めた時から今日に至るまでの成長度がすごい! 今は刀を振ると風の音がします。ここが魅力的でなければいけない。その部分を香取さんは心得ている」と手応えを十分感じているようだ。

 撮影はすべて同所に設けたオープンセットで行われる。家々はもちろん小川や畑にいたるまで全て新地(さらち)から村を丸ごと造った。5月にクランクアップ予定。

 阪本監督は「やくざ者であるという部分を背負っていること、盲目であっても見えてくる人間の喜怒哀楽や善悪、そこから生まれるユーモア、そして殺陣。この3点が揃って座頭市。さらに今回はラブストーリーがきっちり入ります。新たなヒーローとして見ていただきたい」。『座頭市』の新たな境地への挑戦が始まった。

 2010年全国東宝系にて公開。

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